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過ぎていく日々のことを書いてます.

奇跡のラストショット
2010-06-14 Mon 14:44
昨日今までの7年間の鬱憤を晴らすかのように,全てがうまく行った「はやぶさ」の帰還,素晴らしかったですね! 

そんな感動に浸る間もなく,昨晩地球に突入する直前に「はやぶさ」が撮った数枚の写真,その中で唯一写っていた最後の一枚が公開されました・・・涙でそう(T_T)

奇跡のラストショット01


画像下部は途中でデータが途切れたため映像はありませんが,それが余計に悲しさを深くしてくれます.まさに奇跡のラストショットです.

今日,落下したカプセルは無事発見され,パラシュートが開いて完璧な着地だったことが報道されています.速ければ18日にも日本に到着するとのこと,カプセルに何が入っているのか,期待が持てます(^^)



それにしても,これだけの大偉業達成にもかかわらず,後継機「はやぶさ2」への予算が政権交代を受けた予算削減で17九の要求がたったの3000万円に縮小されてます.鳩山の子供手当2ヶ月分! こ,これで何を作れと!? 民主党内には,もうJAXAは必要ないなんてことを言うバカもいるようですが,この馬鹿の名前さらせよ! 海外に金ばらまくんなら,国益になることしろよ>民主党!


また,昨今科学離れが進み将来の日本の科学はどうなる!?なんて言われてるのに,これだけの大イベントをライブで放送するテレビ局が一局もなかったのには呆れを通り越して,もはや自分たちの存在意義を自ら手放しているとしか思えません.

昨年7月の日食は,各局競うようにライブで報道していたのにね.自然現象は報道しても,日本の国力である科学技術の粋については報道しない,さすが日本にある放送局だけど,中身は乗っ取られているだけのことはありました.

そんな中,なんとライブで帰還の様子を中継していたのは「和歌山大学宇宙教育研究所の流したUSTREAM」「ニコニコ動画」などのネット系だけだったというのは,時代の象徴と言えるのかな.


そうそう,新聞で見てみると読売,朝日,毎日に掲載されていた写真の比較がなかなか面白いんですよ.
まず読売.
http://www.yomiuri.co.jp/feature/graph/hayabusa/garticle.htm?ge=791&gr=2808&id=73877
http://www.yomiuri.co.jp/feature/graph/hayabusa/garticle.htm?ge=791&gr=2808&id=73874
共に素晴らしく,二つめはCGじゃないのか?と思えるほど.

続いて朝日.社としての思想はとんでもない偏りを持ってて新聞なんて読めたものじゃないですが,ここの科学班だけは評価します.
http://www.asahi.com/science/gallery/100614_hayabusa/111_starryhayabusa.html
この写真も,読売の一枚目と同じく素晴らしい写真.

しかし毎日・・・
http://mainichi.jp/select/science/news/20100614k0000m040112000c.html
・・・一部しか映ってない Σ(゚∀゚;)
他の新聞社は,カメラマンが撮影したようですが,毎日はどうやら流れてくる星の撮り方を知らない人が撮影したようです.

読売と朝日は,今回のミッションの意味がよく分かっているようですね.毎日は・・・どうしよう(笑)

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オカエリナサト
2010-06-13 Sun 11:25
サッカーのワールドカップも始まって,テレビはワールドカップ一色な週末ですが,実はそれに勝るとも劣らないスペースイベントが今日あります.

それは「はやぶさの帰還」!

オカエリナサト01


はやぶさは,宇宙科学研究所 (ISAS)(現 宇宙航空研究開発機構 (JAXA)) が2003年5月に打ち上げた小惑星探査機で,イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達してその表面を詳しく観測し,サンプル採集を試みた後,2010年6月の地球帰還を目指して飛び続けているのです.

はやぶさがこれまで起こした信じられない奇跡については3月28日に書いた日記を読んでいただきたいのですが,今回最後の奇跡を起こすべく地球に向けて順調に進んでいます.

6月5日には「はやぶさ」の地球帰還に向けた最後の軌道修正のためのエンジン噴射に成功し,地球への帰還が確実になりました.

今晩,午後8時ごろにはやぶさ本体からカプセルを分離し,その約3時間後共に大気圏に突入し,はやぶさ本体は大気圏で燃え尽きます.7年の歳月,約45億キロの飛行距離を経て地球にたどり着き,そして最後は燃え尽きてしまう・・・なんと日本人の心を揺さぶる最後でしょう.

分離したカプセルは,カプセルは高度約10キロでパラシュートを開き,オーストラリアのウーメラ砂漠に落下する予定で,カプセルから出る電波を頼りに日米豪の50人で構成される回収チームが向かいます.無事回収されることを望みます.


不思議なことに日本ではほとんど報道されませんが,海外ではアポロやガガーリン(地球は青かった)に並び称されるほどの大偉業と評されており,非常に高い関心が持たれているにも関わらず,打ち上げた日本ではJAXAが事業仕分けの対象になるなど無関心よりも酷い扱いをされています.日本って,日本人がやった偉大なことは全然評価しないよね.

本来小惑星のサンプル取得だけが目的ではなくそこに至る過程全てが今回の目的であり,カプセル内にサンプルがあろうが無かろうがその評価は変わらないのですが,矮小な日本のマスゴミはサンプルの有無だけで失敗だと言いかねません.

改めてここに書きますが,はやぶさはすでに大成功しているミッションであり,カプセルにサンプルがあろうが無かろうがその評価は一切変わりません.

今晩地球に帰ってくるはやぶさに,みんなで「オカエリナサト」と言ってあげましょう!


・・・なお「オカエリナサト」は「オカエリナサイ」の文字の打ち間違いではありません(^^)

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小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡
2010-03-28 Sun 12:21
すでにあちこちで話題になっていますが,小惑星探査機「はやぶさ」をご存じでしょうか?

はやぶさは,宇宙科学研究所 (ISAS)(現 宇宙航空研究開発機構 (JAXA)) が2003年5月に打ち上げた小惑星探査機で,イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達してその表面を詳しく観測し,サンプル採集を試みた後,2010年6 月の地球帰還を目指して飛び続けているのです.

なぜ単なる探査機がこれほどまでに注目されているかというと,それはこの機体とそれを運行しているJAXAが数々の奇跡を起こし続けているからであります.

はやぶさは,数々の挑戦が行われている先進的な探査機であり,
・第1は電気推進(イオンエンジン)であること
 「はやぶさ」は、数万時間というエンジン稼働を記録し,いまも更新中である.
・第2は全自動制御であること
・第3は小惑星の精密探査であること
 この結果は,世界的な科学雑誌サイエンスを一冊特集にするほどの成果をあげた.
・第4は小惑星の着陸と離陸
 着陸は米国のニア・シューメイカー探査機に先を越されたが,離陸は史上初でありこれを成功させている.
・第5は小惑星サンプルの採取
・第6は地球に帰還し,大気圏にカプセルを投入,サンプルを無事回収すること
という,どれも前人未踏の事をすでに第1から第4まで成し遂げてしまった凄まじい探査機なのです.

その数々の奇跡の詳細はこちらをご覧ください.
Japanese engineers' geeky power in the spacecraft Hayabusa


宇宙空間で無人偵察機に突然起こる事故,これに対してできることは地球からの指令のみであり,通常であれば事故が起こった段階でミッションは失敗となります.

しかし,はやぶさとJAXAは奇跡としか思えない「こんなこともあろうかと!」を実践し,全ての事故を乗り越えて地球に向けて戻ってきているのです.

分野は違いますが,同じ技術者として突発的な事故に対する準備と実行力には敬服いたします.

2010年6月,サンプルが入っていると期待されるカプセルを分離し,オーストラリア中部のウーメラ砂漠に軟着陸させる予定です.なお,はやぶさ本体は地球大気圏に突入し,分解し燃え尽きる予定.頑張れはやぶさ!


はやぶさが成し遂げた記録と功績の一覧 (2chより)

2003年05月 電気推進エンジンを世界で初めて3台同時運転。
2004年02月 イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、世界で最も太陽から遠方に到達。
2005年09月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体へのランデブーに成功。
      史上最も小さい天体へのランデブーに成功。
2005年11月 日本の惑星探査機が、史上初めて他天体への軟着陸に成功
      小惑星への軟着陸は、ニア・シューメーカーが小惑星エロスに軟着陸して以来2例目
      世界で初めて小惑星からの離陸に成功
      月以外の天体において、着陸したものが再び離陸をなしとげたのは、世界初
      史上最も小さい天体への軟着陸、離陸
      小惑星表面を史上最も詳しく観測 
2006年05月 「はやぶさ」プロジェクトが米国 National Space Society の Space Pioneer Award 受賞
2006年06月 日本の惑星探査では初めて米科学誌「サイエンス」特集号として発表される。
2006年07月 第45回日本SF大会、星雲賞自由部門に「はやぶさプロジェクト」を選定
2006年11月 「機体が着陸した最小の天体」として、ギネス記録に認定される。「ギネス世界記録2007」に掲載
2007年03月 ISASビデオ『「はやぶさ」の大いなる挑戦!』が
      第48回科学技術映像祭:科学技術部門で文部科学大臣賞受賞
2007年04月 「はやぶさ」プロジェクトチームが「平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」受賞
2007年07月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が米国航空宇宙学会最優秀論文賞受賞
2007年09月 「はやぶさ」イオンエンジン論文が国際電気推進学会最優秀論文賞
2008年02月 (JAXAの科学功績全体として)米国宇宙財団のジャック・スワイガート賞を受賞
2008年05月 「はやぶさ」搭載電池論文が電気化学会論文賞受賞
2008年05月 「はやぶさ」ビデオ「祈り」が WorldMediaFestival 部門別銀賞受賞
2009年08月 「はやぶさ」搭載 μ10 をベースとしたイオンエンジンが海外展開へ


はやぶさ (探査機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%82%84%E3%81%B6%E3%81%95_%28%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%29
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なかなか!リ・ジェネシス面白かった(^^)
2007-02-10 Sat 10:33
お正月に,WOWOWでまとめて放送していたアメリカのドラマ「リ・ジェネシス -バイオ犯罪捜査班-」(Re:Genesis)を,先週末全部続けて見ちゃいました.45分の13話で,10時間近く見っぱなし!

でも,いろんな意味で衝撃的な映像とストーリー展開,同じくアメリカのテレビドラマ「CSI -科学捜査班-」とも似ていますが,こちらはバイオに特化しているところで,より違った面白さを演出してました.

”かなり”個性的な面々が揃う中,ある意味異彩を放っていたのは主人公デビッド・サンドストローム博士の娘リリス・サンドストロームを演じる「エレン・ペイジ」.

あれ,どこかで見たことあるな~って思っていたら,「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」で壁を通り抜ける能力を持つ少女だったのね.あのシーンは,すごく特徴的だったこともあり,印象に残っていたみたい.

このドラマの中でまずエレン・ペイジに引きつけられたのは,その髪型(笑).何か,あまりにもあまりにもでものすごく違和感アリまくりでした.まあ,最終的にはその髪型にも慣れたんですが,それだけでも一見の価値はあるかも.

それ以外にも,主役でありながらアイデア一発勝負でとっても女好きなデビッド・サンドストローム博士もいい味だしまくりですし,ボブ・メルニコフというアスペルガー症候群でありながら,すさまじい能力を持ち,そのキャラクター性も抜群!というキャラクターも.

かなりいいメンツが揃っていて,10時間が短く感じられるほどの内容に,圧倒されながら見ちゃいました.まだDVDにはなっていないみたいだけど,WOWOWでは,毎週火曜日の午後11時からやっているみたい.是非,一度見てやってください.きっとはまると思いますよ~!


リ・ジェネシス(WOWOW)
 http://www.wowow.co.jp/drama/regenesis/
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へとへと,砂漠の中から針を探すに等しい作業
2007-02-07 Wed 09:20
「砂漠の中から針を探すに等しい作業」,まさにこの言葉通りの活動が,アメリカAmazon.comのサービス「Amazon Mechanical Turk」で行われています.

「Amazon Mechanical Turk」は,インターネットを使って,コンピュータでは判断できないようなことを,人間の判断力を活用して行う新サービスで,すでに2005年末から始まっていたそうです.知らんかった.今回,このサービスで「海上で行方不明になった人を探してくれないだろうか」という前代未聞の試みが開始されました.

インターネットを経由して,世界中のパソコンを使用して癌の分子検証を行う「UD Agent」や,宇宙からの電波をコンピューターを使って解析し,知的文明の探索を行う「SETI」など,グリッドコンピューティングと呼ばれる,個々のコンピュータに分散処理を行わせて,計算時間の短縮を図るというサービスは以前からありました.

今回のサービスはそれとは逆で,単純な作業だけどコンピュータには判断をさせるのが難しい作業,例えば「写真の中から特定のお店を探す」「写真の中からマンホールを探す」など人間だったらすぐにできるようなことを,みなさんにやってもらおうというものです.まさに力業!(笑)

今回の試みは,1月28日にサンフランシスコ沿岸で遭難したと思われるMicrosoft社の著名計算機科学者Jim Gray氏の乗るヨットを,行方不明後に新たに撮影した衛星写真から探しだそう!というもので,早速やってみたところ,本当に膨大な作業が要求されます.

どのくらい膨大な作業かというと,捜索範囲およそ3,500平方マイル(約95km×95km:これは3,500平方マイルを変換しただけで,実際は四角いエリアではありません)の海上を0.024平方マイル(0.25km×0.25km)ずつチェックしていく・・・さらに重なっている範囲もあることから,56万画像の判定を行う必要があるということです.

画像上で,ヨットがもし転覆もせず存在しているとすれば,このぐらいの大きさに撮影されているそうです(40foot-約12mのヨット).でも,転覆していたりすると,もっと小さく表示されるでしょうから,それがまた捜索を難しくしています.

Turk01


実際に600枚近い画像をチェックしてみましたが,波しぶきがかなり多く,結構疲れます.また,雲がかかっていたり,何も表示されない画像があったりします.

そんな中,貨物船の写真を発見したり・・・よく考えるとすごい偶然!!

Turk02


雲が左側を向いた人の顔みたいに見えたり(見えます?).こんな幻覚まで見えちゃう始末.

Turk03



本来であれば「Amazon Mechanical Turk」のサービスの場合,お金が支払われるのですが,今回は人助けということもあり,ボランティアでやっていただける方に参加して欲しいとのこと.

今回行方不明になった「Jim Gray」氏については,リンク先に詳細が書かれていますが,人工衛星画像を使用した地図サービスに大きな影響を与えた人物としても知られているそうです.普段身近なところで,色々とお世話になっていそうな方だ・・・.そのお礼に,頑張っ
て探してみます!

・・・って今朝確認したら,全ての画像の確認が終わったとのことで,現在怪しいと判断された画像を専門家がチェックしているとのこと.これで発見されて欲しいです(^^).


■MSの著名科学者がヨットで行方不明、衛星画像による捜索に参加呼びかけ(Impress Internet Watch)
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/02/05/14679.html
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